創業当時は大原器械店として、電気製品、蓄音機、体育器具、体育遊具など様々な商品を扱っておられました。スキーの製造販売も始められましたが、かなりの高級品を扱っておられたようです。「品質本位・高級スキー」の文字が入った当時の新聞広告も残っています。
大正十年の全国スキー競技会の折にお越しになられた朝香宮 鳩彦王殿下がご乗用になったスキーが大原スポーツのお宝として残っています。
このお話をお聞きしたとき、大原さんの看板は本物のスキーをそのまま板に貼り付けたものにしようと思いました。大原さんに残る古いスキーを頂戴しようと思っていたところ、絵看板製作者の鈴木さん宅に同年代、同タイプの子供用スキーが見つかったというのです。そのまま板に取り付けて、雪国高田らしいとても素敵なスキーの絵看板が出来上がりました。