新潟県内の和菓子屋の中で一番歴史のある老舗。本家は春日村(現在の土橋)、謙信公の春日城下にありました。昔は街道筋の「大あめや」といわれ、創業当時から米と麦芽から作った純粋の「米飴」を製造販売。謙信公ゆかりの羊羹「第一義」「春日山」は故・岸朝子さんのお墨付きです。
今は亡き先代の当主 宮越光昭さんは、戦後の高田の文化を牽引してきた文化人仲間のお一人。往年の銀幕スターを彷彿させるような笑顔の素敵な方でした。
晩年は「飴屋今昔」や「このまちで出会った人びと」など、来し方に思いを巡らせ、執筆活動を楽しんでおられたそうです。
店内奥には当時お付き合いのあった先代 斎藤陶斎さんの陶芸品や濱谷浩さんの代表作の1つ「鳥追い」などが常時展示されています。